ホームページの作成その他、何かと忙しく、久々の更新のくらげ雑貨店です。

先日、開業届を提出し、その御報告に、以前勤めていた会社を訪問しました。

「おめでとう」や、「いよいよこれからだね」や、「店舗が決まってからきなさい」などなど・・・
叱咤激励をいただきましたうえ、なんと、初仕事！くらげ雑貨店の商品のオーダーをいただきました！

12月に行われる交流会でのビンゴ大会景品にくらげ雑貨店の商品を出していただけるとのこと！
ショップカードも付けて宣伝していただけるとあって、これは頑張らねば！

といっても、職場のほとんどが男性、という環境なので、

「何を出すか」から悩みました。

ジャンルとしては、実用品、そして極力シンプルなものがいいだろう、と、
この3点に絞りました。

・名刺入れ
・がまぐち印鑑ケース
・コースター

今日は名刺入れの試作をご紹介します。

↑試作1号

裏が布張りの革を黒ステッチで縫い、飾りに白の毛糸でステッチしています。
留め具には金ボタン。マチもちゃんとついています。

このもこもこは男性にはNGだろう・・と思うのですが、革の端のぎざぎざが気になって
ついついつけてしまいました・・。

↑試作2号

重厚感ある革に薄いブラウンのステッチ。
留め具はマグネット式で、ポイントにネクタイ生地のくるみぼたん。
こちらはマチなしで、比較的簡単に作れます。

う～ん・・・シンプル過ぎる気がする・・・
「男性が持つ」という視点では、これでも派手すぎる気もしますが、
これを「くらげ雑貨店の商品」として認知されるのはちょっと悲しい。

↑試作3号

そして原点回帰。
またやっちゃいました、毛糸ステッチ。
そしてレースのくるみぼたんまで。

↑試作4号

最後に落ち着いたのがこちら。
白ステッチでマチあり、ボタン留め。
ゴールド×ブルーの糸で飾りステッチ。

この飾りステッチが「男性受け」と「くらげ雑貨店クオリティ」の交差点だったのですが、
男性に見てもらったところ、

「このぎらぎら、いらない」ですって。

でもなんとなく方向が見えてきました。
特賞の wiiU （推測）を差し置いて、くらげ雑貨店の商品を手に取っていただける！
ような意気込み（多分無理）で頑張りま～す！

お店がオープンしたら、この名刺入れもワークショップにいれて、
お客様に楽しんで作っていただきたいな。

革はそのままでは針が通らないので、「菱目打ち」という道具で穴を開けています。

一針一針丁寧に縫っていますよ。

こういう「条件付き」のお仕事の中から、通常ではなかなか思いつかないアイデアが
たくさん生まれるので、いろいろと試行錯誤を繰り返しています。